北陸新幹線開業記念
没後30年 鴨居玲展 踊り候え
@東京ステーションギャラリー
招待券をいただいたので、母と行って来ました。
恥ずかしながら鴨居玲については全く知らなかったので、東京ステーションギャラリーのホームページで少し情報を仕入れてからの訪問。
絵のトーンは全体的に暗め。
鴨居玲は、自己を凝視し、焦燥感を感じながら作品を生み出していたという。
芸術家とは得てして自分との戦いというか、自己対話が濃密になりがちなので、それはすごく理解出来る。
さぞや苦悩に満ちた息苦しさで迫ってくる作品が並んでいるのか、と少し引き気味な気分で展示室に入ったのですが、見終わった後感じたのは「意外と悲壮感はない」ということ。
確かに作家の苦悩は感じましたが、絵には人に対する愛情が滲み出ているものがいくつもあり、なかなか良かったです。
色使いにも独特な感性があり、素敵でした。
今回特に気に入ったのは、展示の最後にあったデッサンのコーナー。
あれだけ素敵なデッサンを描いていたのに・・・もっと生きて、自由に描き続けて欲しかったなと、惜しい気持ちでいっぱいになりました。
いつか石川県立美術館にも行けたらいいなー(^ ^)