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今日の夢のことを語る

名古屋で芝居を観た。
芝居小屋が入っている建物にはギャラリーがあり、帰りにぶらりと入る。
薄暗い展示スペース。
壁にはたくさんのイラストが展示されていた。
白黒でA3くらいの用紙に描かれ、壁に直接貼られていた。
薄暗い部屋から出る時、店員さんらしき人とすれ違う。
店員さんは手にトレーを持っていて、その上にはマフィンのようなものがふたつとアイスカフェラテか何かグラスがふたつ。
へぇ、ここって飲食できるんだ、などと小さく感心していると、本棚とカラーの大きな絵が展示されている部屋にいた。

本棚は昔の図書館にあったようなスチール製のもので、海外のミステリーとおぼしき本がかなり適当に置かれていた。
そのうちの一冊は、観たばかりの芝居のモチーフにも使われているミステリーのタイトルだった。
横に細長いくA5くらいのサイズ。
深い赤色のカバーの装丁は重厚な趣きで、昔の写真アルバムみたいだった。
中を見ると、何故か漫画の部分があり少し拍子抜け。

そんなことをしていたらギャラリーでトークショーが始まり、司会の人と出演者が話し出す。(ふたりとも女性。)
今、展示されているイラストについての内容らしかった。
出だしだけ聞いたら、出演者は作家本人ではなく、その友人。

作家とは職場の同僚で、イラストは趣味で描いていたのかプロではなかったそうだ。
初めてその絵を観た時、強く魅力を感じて、公に発表すべきだと思ったらしい。
ただ、その気持ちを作家本人に伝えるのは何故か憚られた。
本人が望んでいないように感じたかららしい。
そして、作家本人は既に亡くなっていることも分かった。
(作家本人も女性らしかった。)

ここで場面が変わる。
芝居を観に行った次の日の話だ。

この芝居小屋がある建物の地下にはカフェがあった。
地下鉄の地下道からつながっているらしく、地上から大きな横断歩道を渡って、横断歩道の中洲(というのかな?渡りきれない時に立ち止まれる場所)から地下への階段を降りた。

カフェは中に入ると天井が低く、薄暗い。
先に注文するタイプのお店らしく、レジで注文をする。
レジには芝居に出演していた坊主頭の俳優さんがいた。
「昨日、芝居を観に来てましたよね?」と言われた気がするが、気のせいだったかもしれない。

カフェモカを注文したら、106円だった。
安いなぁ、と思ったところで目が覚めた。