「パリ・リトグラフ工房idemから
―現代アーティスト20人の叫びと囁き」
@東京ステーションギャラリー
パリに古くからある、リトグラフ工房「Idem Paris(イデム・パリ)」で製作された作品を集めた展覧会。
原田マハの小説「ロマンシェ」と連動した企画だそうですが、小説は読んでも読まなくても楽しめます。
(読んだ方は、あぁ、ミシェル…!みたいな妄想が捗るかも?(笑)
展示作品のほぼ全てがリトグラフでしたが、個人的にはデヴィッド・リンチがIdem Parisの工房を撮影したモノクロームの映像が気に入りました。
セリフもなく、印刷する様子と印刷機の動きがあらゆる角度から撮影されており、機械音だけが聞こえる。
短い時間の映像でしたが、まるでインクのにおいがしてきそうなくらいの臨場感がありました。
それにしてもお客さんが少なかったなぁ。
近くでプラド美術館展もやっているし、版画+現代アートというジャンルでの集客は難しいのかしら?( ̄▽ ̄)