8/12日
「生誕100年いわさきちひろ、絵描きです。」
@東京ステーションギャラリー
「いわさきちひろ、絵描きです。」という言葉は、2人目の夫に出会った時にした挨拶だそうです。
淡い色調の子どもの絵が印象的な彼女ですが、それは戦後少し経ってからの作風で、
そこに至るまでの試行錯誤してきた作品の数々を観ることが出来ました。
黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵についてのエピソードから、
ちひろさんがいかにたくさんの子どもの絵を描いていたかも分かりました。
(だから、展示作品もきっとごく一部なんだろう)
以前に安曇野ちひろ美術館に行ったことがあるので
多少なりともちひろさんについて知っているつもりでしたが、
今回の展示を観て、何にも知らなかった、ガーン!という感じでした。
ちひろさんという人は、本当に芯の強い女性で
子どもと絵が好きで、子どもたちが平和に安心して暮らせる
世の中になって欲しいと願って絵を描いていたんだな、と。
この想いというのは、親だけでなく、世界中の人の願いでもあるから
だからこそちひろさんの絵は今でも愛されているのだと思います。