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連続はてな小説のことを語る

ー完ー、となったからには冥界から出ていかなくてはいけない。
再び唯一の二郎となった二郎はポジティブとネガティブを兼ね備えた人間になっていた。
いうなれば普通の人間である。

二郎はタカアシガニ速剥きパフォーマンスで手に入れた軍資金を元に人間界行きロープウェイに乗り込んだ。

「仕事あるかな…。冥界に行ってましたなんて履歴書に書けないしなぁ。」などと、現実的なことを考える二郎であったが、どの時代のどこにつくのかまでは考えていなかった。