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超短編のことを語る

5ヶ月前以来一度もかけたことのない声。
たまたま鉢合わせたエレベーター、四角いボックスで全てが完結する。
ちらちら目が合う。
途切れ途切れに会話が始まる。
互いに気付いている。もちろん。
エレベーターは下がる。思いは上がっていく。
扉が開いた。
二人は手をつないで光の外へ。
扉は静かに閉まっていった。