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超短編のことを語る

ここは(-1,0)と呼ばれる地点の海上。
館長は双眼鏡を片手に遠くを眺め、航海士に尋ねる。
「おい、西に見えるか?」
「一つ、3キロの地点に見えます」
「東は?」
「一つ3キロの地点に見えます」
「我々は今どちらを向いている?」
「南を向いています」
「仕方ない、ゆっくり旋回しながら東に向え」
「ハッ!!」
さて、次は(2,0)か・・・
「って考えるわけだ。」
「座標を航海に見立てるなら防衛学校でも行けや、この戦術オタクが。」