今では、高速バスの女性専用車両や、カプセルホテルの女性専用フロアなど、仕組みとしての女性の安全で廉価な一人旅はかないましたが、昔はその不便さを周囲の目がカバーしていたんですよね。
ぼく自身は、グリーン指定椅子席までは使ったことがありますが、寝台室はさすがに手が届きませんでした。現在見学できる記念船は3隻ありますが、ぼくが訪ねた時点では、八甲田丸(青森)にはグリーン船室と寝台室が、摩周丸(函館)には普通船室が保存されていました。(→当時の八甲田丸見学記録)
あさゆりさんが一番訪ねやすいであろう、羊蹄丸(東京お台場・船の科学館別館)は、中身がほぼ完全に改装されているのが残念ですが、外装の復元はほぼ完璧です。ゆりかもめの車窓からもよく見えますから、眺めるだけでも懐かしいかも知れませんよ。
青函連絡船のことを語る