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なかえ ゆうのことを語る

娘小3、妻実家で、車窓から見える過激な政治ポスターを読めるようになっていた。そして、その内容について、いろいろ考えるところがあったようす。

俺:
「大人は、何ごとにも、『○○がなきゃ困るひと』と、『○○があっては困るひと』が両方いて、どちらに我慢してもらわなきゃしょうがないことについて、必死に争っているんだよ。そしてこれは、そのどちらか一方の言い分だ。相手をおどすようなことを書いているから、かなり怒っているようだね。こういうときは、書いてあることをそのまま信じるんじゃなくて、『世の中には、そういう考え方の人がいるんだ』、と覚えておくんだよ。そして、自分が大人になったときに、それについてどう考えるか、決められるひとになってほしいな。」

娘:
「そんなの怖い、決められないよ…まだ子どもだもん…」

俺:
「今は、昔言った約束を守っていればいいよ。どんなに納得いかない考え方が貼ってあっても、勝手にはがしてはいけない。『その言っていることは間違いだ』と言い返すのはセーフだけど、『そんなこと言うのは許さん』と相手の口をふさぐのはアウトなんだよ。」
(これは、俺が幼少時に選挙ポスターにいたずらして、母にこっぴどく叱られた経験を伝えたときのこと。)

娘のクラスでは、まともな学級会活動をしていて、協議の末、誰かの希望の対案が可決される事態が、2年生の時点ですでに起きている。そして、習い事への通い道には、地元地方議会の議員さんのご自宅があって、当然ながら壁にはその所属政党の主張ポスターがいっぱい貼られている。
彼女が参政権を得るまで、あと8年強。身近な体験から、何かを感じ取ってほしい。