巨大なカレールウの紙箱に白飯を盛りつけて大まかなヒト型にした何かが、普通の人々に交じって街を歩いていた。 そのうち誰かとぶつかって上半身のご飯が崩れたようで、 こんなふうに飯粒をボロボロまき散らしながら去っていった。