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あんとわのことを語る

しぶやBunkamuraザ・ミュージアム ”アンドリュー・ワイエス展” :
描かれたものの その質感や 感触が、
手に 伝わってきそうだ。
海辺の岩の感触、 30年間描き続けたオルソン・ハウス、
石の壁の冷たさ、 丘の草を揺らして吹く風、
曲がりくねった枝、 朽ちた樹皮、 雪の日、 ・・・
水彩とテンペラ画の透明感、 素描の繊細さ。
溶けてしまうような 『幻影』。
その時 その時  そこにあった物と 時間が、
そのまま 絵に封じこめられて 生きている。