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美の巨人たちのことを語る

青物問屋桝屋の四代目として生まれた若冲は、23歳で
家督を継ぐも 商いに向かず、絵を志す。
庭で飼い始めた鶏を飽かず眺め、そのようにして観察した
対象の絵を描くことを、”神氣をつかむ” と言っていたという。
 
40歳で 家督を弟に譲ると、誰から注文を受けた訳でもなく、
ただ作品を残すためだけに、『動植綵絵』 を描いた。