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美の巨人たちのことを語る

マン・レイの本名は、エマヌエル・ラドニツキー。
マン・レイとは、本名のスペルを縮めたものでもあった。
 
ユダヤ系ロシア移民の両親のもと、アメリカで生まれた。
マルセル・デュシャンに出会ってダダイズムに傾倒、
しかし画家としてはまったく認められず、せめて作品の記録を、と
手に取ったのがカメラだった。 当時は カメラを扱える人自体が 少なく、
カメラマンは、芸術家とは見なされず、技術職と思われていた。
 
その後パリに渡ったマン・レイ。 画家として認められることのなかった
アメリカ時代のことは、語りたがらなかった。