id:AntoineDoinel
美の巨人たちのことを語る

”私は、真実より少し隔たったものを好む。
真実は、時に 真実らしく見えないことがあるからだ。”
と、アングルは言ったという。
 
ラファエロが描いた聖母マリアをイメージして
描いたのではないかと言われる その顔、
そして、背中や腕も、ひとりのモデルを描くのではなく、
美しいと思える体を いろいろ組み合わせて描かれた
『グランド・オダリスク』。
 
このコラージュ手法は、ピカソら キュビストから
注目され、彼らの表現に取り入れられた。
アングルは、20世紀に入ってから、こうして再評価された。