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美の巨人たちのことを語る

フォンテンブロー宮殿で見つかったルーヴル版は、
1625年当時、この宮殿に飾られていたことがわかっているという。
それは、ルイ14世の在位中。
  
あくまでも "確証のない話" として 番組内で紹介された説は―
 
ジャンヌという名をラテン語読みにすればヨハンナ、その男性名はヨハネ。
王の子を産めないなら意味がないと、ルイ14世が
遠ざけたことのある女性の名がジャンヌだった。
しかし内心ではジャンヌを思っていた王は、この絵を手に入れ、
レオナルドに 大天使ガブリエルが洗礼者ヨハネを
さししめすように描き直させ、この絵をジャンヌ(=ヨハネに重ねた)に
ささげたのではないか、とする仮説である。