“単なる肖像画” と思われていた 『モナ・リザ』 が
見直されたのは、皮肉にも、盗難に遭ったことが原因だという。
シュルレアリスムの詩人アポリネールが疑われた
(かつてルーヴルで起こった盗難事件の犯人と知り合いだったせいで
疑われたという)この 『モナ・リザ』 盗難、
真犯人は ルーヴルに出入りしていたガラス職人だったというが、
盗難をきっかけに注目された 『モナ・リザ』 が
ルーヴルに戻ると、とたんに専門家の研究対象となり、
その研究の結果から、比類なき絵画であると 位置づけられたという。