フランソワ1世が建てたフォンテーヌブロー宮殿に、
『モナ・リザ』 があったという、先週の話の続き。
フランソワ1世が、イタリア・ミラノに攻め入った時、
レオナルドと出会ったという。
イタリア美術に心酔していたフランソワ1世が、レオナルドを
フランスに招いたという。
しかし、フランスに来てから、レオナルドが絵を描いた記録はない。
レオナルドは フランスに来た時、自分の作品3枚、
『洗礼者ヨハネ』(レオナルドが最後に描いたと言われる作品)、
『聖アンナと聖母子』、そして 『モナ・リザ』 を携えていたという。
『モナ・リザ』 を、王が フォンテーヌブロー宮殿の
浴室で鑑賞していたらしい記録が残っているというが、
フランスに来て3年で没したレオナルドが 終生手放さなかった
この絵が、どういう経緯で王の手元に、ひいてはフランスに残ったのか。