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あんとわのことを語る


「愛と哀しみのボレロ」

これまで一向に見る機会のめぐってこなかった有名作品、今回、初めての鑑賞。

一言でいうなら、とにかく壮大。

4つの家族を中心に、2世代をまたぐ30年を、20世紀の戦争の歴史に絡めて描いた、3時間の作品。 それぞれの家族間につながりはなく国も違うが、これら すべての家族が、ひとつの場所に、互いを知ることなく同席するというラストが用意されている。

有名ゆえタイトルだけは知っていたが、映画館でもテレビでもレンタルでも見る機会一切なく、あらすじさえ まったく知らず、そもそも 「見たい」 「見よう」 と思ったこと自体なかったこの作品が、よもや、これほどのものだったとは。

クロード・ルルーシュ監督の作品であるが、そういえば、ルルーシュ監督の映画にはこれまでほとんど縁がなかった、なぜだかわからないが。 これまで一度も興味をもつことなくきた作品が、これほどのものだったとは。 今回上映してくれて、本当によかった。