“あまりにも聴き続けていると自分の中にその曲はこういうものという固定観念ができてしまってる”
というのは、かなり大きいですよね(じつは、投稿してしまったあとに、そういうこともあり得るな~、そこまで言及せずに投稿してもうたわー、と思ったのでした)。
私の この「木星」の場合は、自分の中で “「木星」といえばこれ!” ということになっていたカラヤン指揮バージョンに対し、その後初めて聞いた別の人指揮バージョンが、コレジャナイというか、なんかもう、「そりゃ、指揮者のみならず演奏している楽団自体がそもそも違うとはいえ、本当に同じ楽器の構成で演奏してるの?」 と思うほどの違いで、たとえて言うなら、カラヤン指揮バージョンが色彩豊かな油彩画だとしたら、別の人バージョンのは墨の濃淡だけの水墨画みたいに思えるほどに、極端に印象が違いすぎて、ものすごい衝撃だったのです。
しかも、あとあと知ったことによると、私が最初に聞いたカラヤン指揮のものは、名演奏であるという評価が非常に高い録音だったらしいので、よけい、ずば抜けたもののように思えたのかもしれません。