つづき
あと、ジョン・ハートも、見ると得した気分になる。必ずしも脇役イメージではないかもしれないけれども、助演の際は、やはり名脇役と呼べる味わいが。
古くはリドリー・スコット監督の「エイリアン」で演じた宇宙船乗員役にて、SF映画史上初めてエイリアンに腹を食い破られ、デヴィッド・リンチ監督の「エレファントマン」では、“エレファントマン” と呼ばれたジョン・メリックを、素顔を一切見せない状態で演じたジョン・ハート。近年では「V フォー・ヴェンデッタ」でヒトラーを思わせる独裁者を演じたり、「リミッツ・オブ・コントロール」ではコードネーム “ギター” を不可思議な雰囲気で演じたりしてましたが、個人的に特に印象深いのは、やはり「裏切りのサーカス」でのコントロール役 ( 「リミッツ・オブ・コントロール」とコントロールつながりではありますが無関係です )。ほかにもいろいろある。いろいろ出てるなぁ。
そしてジョン・ハートといえば、現在のところ “映画の中で死ぬ役をもっとも多く演じた俳優” でもあり。