こういう話を聞いた(読んだ)時に、私に 皆さんのような発想が出てこず〈迷惑かけたわけでもないのに 知らない人から なんか言われるとか嫌だ〉というふうにしか思えないというのが、まず、ひとりで外出してる時に見ず知らずの人からなんか言われて嫌な思いをしたことが実際にあるから、というのがやはり大きいですね。

あと、コミュ障なせいでしょうか、人と会う時は〈人と会うんだ〉という心の準備をして行きますが、ひとりで行動してる時というのは、自分自身がもう完全に〈ひとりモード〉になっているので、見ず知らずの人からなんか言われるという形で、その せっかくの ひとりの世界に〈外部からの何かしらの侵入〉が起こることがすごく嫌だ、というのが常々あります。

そういえば私、わりとスパイみたいなことをしています (唐突な告白)。デ・ニーロ主演の「RONIN」で、デ・ニーロがスパイとか工作員とか そんなんで、ガラスに映る様子を見て 振り返ることなく周囲の人の動きを把握するというシーンがあった気がしますが、私も、さすがに四六時中ではないとはいえ そういうことをする場合があります。映画脳だからなのか、嫌な思いをした経験を踏まえての用心なのか…… まあ確かに、スパイとか工作員とか出てくる映画ものすごく好きなのですが。サスペンス体質……。