昨日見ました「ゲティ家の身代金」
・私もうずっとミシェル・ウィリアムズが大好きなんですが、ミシェルが素晴らしいのはもちろんのこと、今回はやはりクリストファー・プラマーがすごい。もともとリドリー監督はプラマーをキャスティングしたかったというだけあって (しかしスタジオがゲティ役にK・スペイシー推し→例の件でスペイシーの全シーン削除→プラマーで撮り直し)、まるで 最初からプラマーで撮ったかのような違和感のなさ。この映画に描かれている当時のゲティ本人の年齢にも プラマーのほうが近いというし、スタジオが余計なことせず 最初からリドリー監督の意向を尊重していれば……
・フランスの俳優ロマン・デュリスがイタリア人役で出てますが、最近の出演作見逃してしまってるので、リドリー監督の作品で見られたことがすごく嬉しかったです (しかも思ってたより出番多い)。
・もっとドラマチックにしようと思えば 当然できるであろうと思われるシーンが案外サラッと展開していく点や、また、次のシーンに移った瞬間の時間経過 つまり ことの成り行きのどこを省いて次のシーンにつなげているか、などの部分に洗練を感じた。