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映画のことを語る

最近見た映画の1本】

GYAOで「ウィンターズ・ボーン」見ました。

2010年の作品で、当時まだ十代だったジェニファー・ローレンスがアカデミー主演女優賞にノミネートされて一気にその名を知られるようになり、以降の活躍のきっかけとなった作品ですが、その後 公開や上映の情報は特に聞かず……

数年前、ある時ふとこの作品のことを思い出して検索してみたら、その時点で すでに日本公開済み。しかし公開が小規模だったようで、私はその情報を知らず、公開時の上映館を調べたら、私が日頃よく行く映画館はひとつも入ってなかった (大阪府下でも上映はあったもののふだん行かないところばかり。そのため、私がポスターやチラシを目にすることもなかったようで……)。

知らん間に公開されてたとは…… と がっかりしたことを覚えています。それがGYAOに入ってたので、(本当は映画館で見るのが理想的だけど) これは見ておかねば、と。

初々しいながらも、今に至るまでの演技に通じる〈型〉がすでにできている感じだなあという気がしたジェニファー・ローレンス。

エンドロールで (そう、GYAOでもちゃんとエンドロールを見るのです) ギャレット・ディラハントの名を見て、あーなんか覚えのある名前だなー、保安官役の人か、そういやあの保安官なんか見たことある気がしたけど何に出てた人だっけ…… と考えてみたら「チョコレートドーナツ」で主人公ふたりのうち検察官のほうを演じてた人でした (制作は「チョコレートドーナツ」があとですが、そちらは公開時に映画館で見てるので、結果として「ウィンターズ・ボーン」よりも先に知ることに)。

そして、ジョン・ホークスが主人公の叔父役で出てるんですけど、過去の出演作を確認すると あーこれ見たわーていうのにいろいろ出ているものの あんまり覚えてなくて、私がこの人の名前と顔をなんとなく覚えたのが「マーサ、あるいはマーシー・メイ」(エリザベス・オルセン主演作) なんですけども。最近では「スリー・ビルボード」にも出てるんですよね。主人公ミルドレッドの元夫役です。
で、なぜかいつも (いつもと言っても私が知ってる中でですが) “ガリガリに痩せて無精ひげを生やし、風体としてはまったく強そうではないのに、実際は何をするかわからないならず者” みたいな役で、つまり私にとって印象に残っている「マーサ、〜」「スリー 〜」と今回見た「ウィンターズ・ボーン」がそうだった、ていうことなんですけど、あれですかね やっぱり、いわゆるタイプキャストってやつですか。いや まあ その手の風体の役が多いにしても、人物像はそれぞれに違うんですけども。「スリー 〜」では暴力的で嫌なヤツの役。「ウィンターズ・ボーン」では、アメリカ中西部の山あいにある閉鎖的な地域で、一族の掟を重んじる特殊な環境に生きている役なんですが、当時アカデミー助演男優賞にノミネートされたというだけあって、これまでに見たジョン・ホークスの演技の中でも、やはり もっとも印象に残るものでありました。