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映画今日観た映画(DVD)に3行コメント!のことを語る

「インターセクション」
監督:グラント・ラフッド/Dir:Grant Lahood 2012|ニュージーランド|68 min|
第22回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭にまた行ってきました。

・情報だけなら、ブレンダと呼ばれた少年や、毎日新聞の丹野記者の記事に目を通してれば、特に目新しいものや驚くことはあまりなかったです。しかし次から次に、「様々な」性分化疾患当事者が顔を出して、自分の口で語る映像は、新聞記事とは伝える力が違い、非常に濃い68分でした。

・印象に残った話はいっぱいあるのですが、10代で膣再建手術(造膣の方がニュアンス的に正しい気もしたけど、字幕はこうだった)を受けた人が手術のあとレズビアンだと自覚して「(手術しなくても)セックスに問題はなかった」「膣を使うだけがセックスじゃない」「膣=女ではない」とか言ってたり、ムキムキマッチョメンが自分の鍛えた肉体のことを、見せかけとか男装みたいなものと表現してたり。他にもたくさんありすぎるけど割愛。

・全体としてマネー理論への批判、望まない、同意のない手術への反対をしていて、手術をして良かったという人に会ったことがないって話が出たけど、もしして良かったという人がいたら、おそらくこの男女二元論社会に適応、埋没しちゃって出てこないだけじゃないかとも思うけれど、そもそも他人の性器を勝手にいじくり回して、医師や親が性別を決めるなんてありえないもんね。