『ナチュラルウーマン』
・ダニエラ・ヴェガ演じる主人公マリーラの歌が上手かった。
・あまり明るくない話なので、また見たくはない。当事者であるヴェガの起用や丁寧な作風など、今の時代だからこそ作れた作品だろうけど、2018年でもまだこんな暗い社会なのかと。こないだ見た『アバウト・レイ』が相対的にすごい明るい作品に感じる。マリーナには家族や支援してくれる人があまりに少ないのよね。この作品が、こんな時代もあったねと語られる世の中が早く訪れることを願う。
・マリーナが1人で街を歩く姿が印象的。あまり言葉で多くは語らない人なので、ただの移動シーンが、前向きに歩くようでもあり、逆境に立ち向かうようでもあり、悲嘆に暮れるようでもある。