『アバウト・レイ 16歳の決断』
・トランスジェンダーの子供、シングルマザーの母、レズビアンの祖母、そうやって見ると、“伝統的ではない”“模範的ではない”“正しくはない”な人たちだけど、そんな彼らが“家族”というありふれた手垢のついた共同体を築いてる、そんな作品。
・孫のホルモン療法等に批判的な祖母のセリフに「普通のレズビアンじゃ駄目なの」的なのがあったけど、このドラマらしいセリフ。保守なのかリベラルなのか分からないようでいて、どこにでもいる孫を心配するおばあちゃんである。
・トランスの子供よりも、子の理解者でありたい、出来ることはなんでも応援したい、でもこの選択でいいのか心配や不安も大きい、そしてホルモン療法をするには父親の同意も必要で、別れた相手や自分の過去と向き合わなければならなくなる、そんな母親の方が印象的でした。