この歳になって、編み込みができるようになった。"できる"だけなので、歪んでるし、不均衡だし、くしゃくしゃで全然美しくないのだけど、"できる"ことが嬉しくて、たびたび挑戦しては鏡に映して、ニンマリしている。
何せ、今まではまったく手が動かせ無かったのだ。なぜか突然「今ならできるかもしれない」と思った。そして実際、一応、できた。
この感覚は、中学生の時ふと二重跳びにチャレンジした時と似ている。小学校の授業でいくら練習しても跳べなかったのに、それ以降は二、三回なら跳べた。
大人になってなお、ああいう経験ができるとは思わなかった。
今度は何ができるようになるかな。
しまのことを語る