企業・組織と国家・行政は違う。
企業は合わない人材を放出することができるが、国家にはそれは許されない(犯罪を犯した場合は別で、それがこの問題を複雑にさせるが)。
企業は組織は様々で、目的やスタイルが違う集団が一つの地域に複数存在できる。
国家や行政は地域そのもので複数存在できない(存在してもいいかも知れないが)。
国家は、様々な組織を内包しながら調整する機関で、その中の「様々さ」は消えることはない。
内包する様々な組織、組織の中の個人、それらは様々で、どれが主流となりどれが非主流となるか、時代によっても移ろいゆく。
国家は、主流派の言うことだけを聞いていてはいけない。様々な組織・個人が理不尽にその人たちでいられなくなる様な事象が起こらない様に調整していくことを目的とする。
故に国家とは、ある一線より先は民主的(多数決)であってはならない、と言えると思う。
そして、どの一線より先にするか、それを決めるのも民主的であってはならない様に思う。