「嫌うことは差別である」との言があった。
なるほど、「人を嫌う」、ある事をきっかけに「その人の全て(幾らか)を嫌いになる」のは、言われてみれば差別であろうと思う。
「無関係な理由によって判断すること」が差別であるからだ。
しかし、ある人のある種の行為やある種の考え方を嫌う、と言うのならばそれは差別ではないのではないだろうか。単に主義・感性の問題である。
当然、その嫌悪感を元に関係ない不利益や不当な扱いを強いれば差別である。しかし「嫌う」それだけでは差別とは言えない(ケースがある)のではあるまいか。