警察も一種の暴力であり、「暴力を振るう輩に対して暴力で立ち向かわざるを得ない局面」、と言うのは未来永劫どうしてもなくなりはしないだろうと思う。
人間は素手にて人間を殺せるものであり、ケンカの強い人間が暴力で理不尽に及ぼうとする時、それを食い止める実力行使はやはりそれも暴力と呼ばざるを得ない。
つまり、どうしても公的な暴力は社会に必要であり、その一つが警察である。
だが警察の暴力は殺傷を基本としていない点で、軍隊のそれと大いに一線を隔す。
世の理不尽と立ち向かう警察の暴力は、いわゆる国内でしか使用できなく、国外で使用できる社会的暴力である軍隊は、殺傷を基本とする点が問題であると思っている。
例えば、中国の南沙諸島での基地開発などに対して、殺傷を基本としない実力行使を行える、そう認知されている力が必要だ。
日米とフィリピン、ベトナムなどの警察(海上保安庁)が協力して逮捕、捕縛に当たれる様な仕組みづくりにが望まれる。