[為末大]ムーブメントを拡大し、コミュニティを大きくする時に、一番難しいのは「元々いた人達」の扱い方〜「奪われた感覚」と「鬱陶しい感覚」のバランス[連載13]為末大学
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“私達の”ものだったはずが、新しい人達が入ってきて少しずつ“私達の”ものが変化していく。元々いた人達にとっては「奪われた感覚」で、新しく来た人達にとっては「鬱陶しい感覚」。広がる組織はなんとかバランスを取っているように見える。
SNSでもそういうところあるかな、と思う。
ある世界を広げたいと思う人と、ある世界を高めたいと思う人は、どちらも正しくて相容れない。
バランスを取ると虻蜂取らずになるし。
それでも、全体の世界からは逃げ出すことはできないし、国境をまたげば転居すら容易ではない。
活動をベースにした企業や趣味のサークルなどの集団はともかく、そこから抜け出すことが簡単ではない地域・自治体などの集団においては「タマムシ色に」して行く他ないし、首長に求められるのはそのバランス感覚と説得力であって一方向に引っ張るリーダーシップではなくなると考えている。
