僕にとって忘れると言うことは、自然で身近なものだった。 これは「頻度の差」であって誰でもあることだと思っていた。 大人の、普通の、特にビジネスにおける人間は、そうそう忘れたりはしないものなのだ、と気づいたのは30代も半ばを過ぎた頃だった。