文学性とは、本当のこと、つまり、自己の存在に深く重たく関わってくるハナシを書くこと。エンタメは、一見真実を描いているように見えても、そういうウソであって、本当のところはうまくかわす、所詮他人事で済まされるハナシ。と、乱暴な論だが、僕はそういうふうに思っている。
要するに、エンタメは本当のことを言っちゃダメなのよ、なのである。ストライクを投げたらアウト。ギリギリかするけど、決して当たってはいけない。つまり、ボール球。だって、読者が楽しむどころか、キズついてしまうでしょ?
福山庸治のブログより