音声学的にも「キャー」は「ギャ」や「ヒー」よりは難易度が高そうですものね。

無声破裂音の k は、いったん声帯を振るわせずに喉に近いところを閉じてから、
閉鎖を解放するとともに声帯を震わして母音にするという複雑な制御がいりますけれども、
最初から母音を振るわせっぱなしの「ギャー」は突発的に対応できそうに思います。

また、ハ行の音の子音は声帯をせばめて雑音のような音を出して作りますが、
そのときの口の中の形は後半の母音とほぼ同じだそうです。
口の中の形は一緒で、声帯を狭めて雑音を作るか（ハ行子音）振動でブーという音を作るか（母音）
の違いらしいです。だからそんなに難しい制御は必要ないようです。
だから「ひー」「へっ」とかも緊急事態では出やすいと思います。

私はむしろそういう自然でリアルな発声の方が萌（検閲）