----きんいろのスノーフレーク----
ある日ハチミツを探していたら突如巨大な何かに激突し世界が砕けた瞬間に
ボクは分厚いガラスの結晶に入り込んでしまってたんだ。
(イラスト提供 id:reply_only_IDさん)
ここではすべてが川底のガラスみたいに見える。
かつての想い、かつての風景。
ボクの風体が冴えないとか
君の手が遠いとか
つらい夜が明けないとか
楽しい時が続かないとか
尖ったガラスのようだったものが、今はやわらかく光ってる。
積み残しを悔いていた、たくさんの目標でさえ墓標のように美しいよ。
いつか君も見るのかな。
だったらそこにボクのカケラがあればいいな。
ボクがあげた言葉も、ボクがあげた似顔絵もなんにもなくていいからさ。
出会ったことの残骸だけが、ハチミツみたいに光っていたらいい。
万華鏡のスノーフレークのひとつに変わっていたらいいなと希うよ。
ん?イテーッ!
蜂さん、やーーーめーーーてーーーェ!
あれれっ???
やれやれ、クマも木から落ちるってほんとうだねえ(泣)
(絵は共にcloud_leafさんからキャラクターをお借りしました )
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20081225
「ハコニワ」―画像とテキストの組み合わせによる創作―のことを語る