------ コンビニ後の約十分 --------
チューハイ買ってプルタブ引いて
コンビニの扉を開けた勢いで蹴り飛ばす
ビニル袋に入ってるすかすかの日常を
きんもくせいの咲く裏道で
それでも私は待っているのだ
洗い晒した綿布を敷いて花が盛りを迎える夜を
漆黒が窓辺を満たす深い夢の断崖で
私が世界の番人になるときを
私のために窓が開きオレンジの粒子が堕ちてくるのを
機はいつしか熟すのだ
あなたが信じても信じなくても
花は咲いては零れ落ちる
今日でなくても
明日でなくても
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20081025
「ハコニワ」―画像とテキストの組み合わせによる創作―のことを語る