------- コンビニ前の約10分 --------
きみはあまりにちいさくて、ボクの指は役立たずだ。
もどかしく腹立たしく芋虫の指を這わせて、風に奪われる前にきみを奪った。
掌に閉じ込めても指間から洩れるきみの匂い。
ぼくは体中に甘酸っぱい唾液を満たす。
そして暮れかけた空に聞くんだ。
きんもくせいとはどんな星です?
この夕日みたいなオレンジをしているのですか?
http://hakoniwa.g.hatena.ne.jp/usaurara/20081018