id:usaurara
id:itumadetabeteruのことを語る

たまには詩のこと。
 
昨日久々にハコニワのチャット会をして、そのときに連詩の話が出たんです。
で、実はここ数日私も同じようなこと考えていて――連詩ではない形での
他者との共同作業、ハイクの場で活きるような形式ってなんだろか――
ってことを考えていたんですよ。
 
何故連詩でないのかというと、一番はハイクという形式が長文投稿に向かないからですが
二次的には素人のしかも偶然の集団だからなんです。
例えば美術ギャラリーでの展示をイメージするとわかりやすいですが、
複数の個性がただないまぜに展示されている素人グループのグループ展と
ある程度評価のある作家のコラボ展とではやっていることの意味合いが全く違いますよね。
その優劣は評価する人の視点次第で変わります。
そして後者のやり方は成功させるのがとても難しい。1+1=2ではないそれ以上に
ならなければ意味が無いですから、それぞれが互いを補完しあうだけの個の強さとバランス
何よりも「総体としての意図」がしっかりと確認され表現されていないといけない。
そんなことはまあ、こういう活動のレベルでは無理なのですよね。(絶対じゃないですけど)
 
今既にあるハコニワのキーワードは前者ですね。それぞれがやりたいことをやるっていう。
ハコニワというギャラリーの総体を見据えて書くことは書き手に要請していませんから、
投稿者は他の人の作品に向き合う必然性もないわけです。で、そこを一歩だけ進めてみたいなと。
向き合って何かしら感じたものをその素材ごとミックスして新しいものを作る、
いわば音楽で言うと「リミックス版」を書く試みはどうだろうか、と考えました。
一つの詩に散らばったさまざまなイメージから取捨選択し、全く違う自分の世界に取り込んで新しい表現をする遊び。
 
http://h.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%9D%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%EF%BC%88poetry%20remix%EF%BC%89%E3%80%80---%20%EF%BC%93%EF%BC%95%E5%AD%97%C3%97%EF%BC%92%EF%BC%90%E8%A1%8C%E4%BB%A5%E5%86%85%20--- 
 
文字数の規定をどうするか皆さんに相談して最終的に35字×20行になったんですけれど、
今日ひろさん(ハコニワメンバーの方)が詩の長さについて面白いリンクをくださってるのでそれも貼っておきます。
 
http://h.hatena.ne.jp/champagnebuddhist_hiro/9234071013066902702
 
ポエトリー・リミックスの元ネタ用に尾形亀之助のへんてこなの一ついれといたよ!w