一つ目の「異性愛中心主義への批判的視線が感じられない」について。
昨日少し本人とお話したんですが、シェスタさんがこの投稿をしたのは漠然と性的規範を解体する方向の意見交換が
出来ればいいなという気持ちだったようなのですね。しかし結果は、むしろ反対方向に流れたわけです。
規範と逸脱についての考えを鮮明にしないで曖昧に投稿したのが反省点だとおっしゃっていたんですが、
私はあれはあれで良かったのではないかと感じています。あくまでもその時点の「あるがまま」で。
というのは、こういった生々しい話の面白さは、抽象化した議論ではありえないような曖昧さや矛盾が
あるからだと思うのですよ。あまり最初から戦略的に語ると、届くべき人に届かないかも知れない。
しんどいけど、愚直に仕切りなおして語り続けるしかないように思うんです。
「マジョリティに属しながらもその周縁に位置している」という意味で、多分私は彼と同じです。
個人的には性的規範は緩やかになってほしいし、それをサポートする制度にも賛成です。
でも現在の私はマジョリティ特権を充分に受けています。このズレについて私は何ら悔いも
していませんが、あるクラスタの女性からはこの話題で完全に敵対視されますし、理性的にはそのことを
許容してくれている友人とでさえ時にこの社会差別が感情のもつれを引き起こします。
そういうことにはもう慣れてきていますけど^^;
(たぶん続く)
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