id:usaurara
id:itumadetabeteruのことを語る

ちょっとあえて別の話を挟みますー^^
 
さっき村上春樹の世界について内田樹さんが書いたエントリーを目にして思ったことなど。
http://blog.tatsuru.com/2009/06/24_0907.php
 
「お料理とお掃除」このささやかな日常の営みが世界を支えているのだということを
物語の中でこまやかに描写することによって村上さんは伝えている、とおっしゃっているんだけどさ。
そういうのって下手すると元気なおじさんおばさんが出てきて「だからみんなで便器みがこ!」
みたいなとこに持ってかれそうでやだ・・・w
 
 
内田さんの言うことって常に「人が互いに人として尊重しあう社会の基本」なんですよね、マトモ。
でもそれを個人的信念じゃなく社会に広げて話をすると途端に「綺麗事」になっちゃう。
 
 
料理と掃除に戻せばね。
こないだ村上さんがあんなふうに話題になって初めてフェミに嫌われる小説だって知って、
自分の「乗れなさ」の原因もそこなのかーとやっと気付いたくらいなんで的外れなこと言うかもだけどさ。
 
村上さんの描く世界って夾雑物がない感じがするんです。ない、というか、その存在を赦さない。
赦されていないから読者は想像しない。「日常」と言っても村上さんの美意識でふるいにかけられた最小限のセットに見える。
どんな汚い場所を描いてもね。
そして主人公もまたなにかと「よきもの」を兼ね備えたそこそこいい男。
女とセックスはさておいても設定が充分にご都合主義で、そしてそこらへんが今求められる小説の条件をクリアしているのかも、
と思います。(多分ゲーム的リアリティと関係している)
 
 
で、そんな小説中での掃除やら料理やらってご大層に言われましてもねーーw
毎日スーパーに買いものに行って、冷蔵庫には卵がいくつあるか野菜は何が残っているか把握しててそれらを毎日消化するべく苦悩してるふうには見えないし、夏に麦茶沸かして飲んでる感じもしないよねw
百均で買ったプラスティックのゴミ箱を4個指定のビニールに入れて満杯になって上から乗っかって(ry・・・・・・みたいな生活ありえねーwww
 
あー。何が言いたいんだかw
いや、だから。ご都合主義な小説をご都合主義的に読んでお説教されてもへそが茶わかすわー、みたいなw(半分愚痴かよおい