(続きです)
法律の中には互いに矛盾しているとしか思えないものがありますよね、完全ではない。
絶えず更新されていくべきものだということと、現実にはその時々で解釈によって運用している、
ということをまず前提に置いて。
この伊勢崎さんのビデオは当時ブクマにあがったんじゃないかなー。(以前見てました^^)
この中で二度「NGOは決して彼らの自己責任で行ったのではありません」と強調されていますね。
あと他のウェブでの発言も拝見すると国連やPKOと各国NGOの活動に可能性を感じておられるのかなと思いました。
で、ピースボートが警護を依頼することに関連して自衛隊の代替機能を提案できるのかと、何故尋ねられねば
ならないのか私は腑に落ちません。いや、「尋ねてみたい」という興味はあります、私にも。
でも犬さんの言い方だと「Aについて否定するならば代替プランを出さないといけない。
そうでなければAを利用するべきでない」という解釈をされかねないと思うのです。
私の言っているのは、例えば漁船だろうと石油タンカーだろうとこういった客船だろうと現時点で日本の自衛隊が
護衛をしているなら、その船の運航をしている会社・団体がどういう政治的姿勢を持っていようと護衛するのは
当然だろうという話です。(勿論、お前らプライドってもんがないのかみたいな揶揄はあるでしょうが)
ピースボートは政治的な目的を持ったNGOの運営ではあるから自衛隊と憲法についてはなんらかの理想を
掲げて活動しているとは思いますが、最初に挙げたとおり法律はより良いものに更新されていくものだから
理想と現状のズレは当然あるはず、あっていいはずです。
「現実的なプランがないまま文句だけ言っている」的な批判の仕方は非常に理不尽だと思いますけれど。
往々にして状況が変わって初めてその次に実現できる青写真というものが見えてくるから。
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