id:usaurara
id:itumadetabeteruのことを語る

>>たとえば「死んだ母さんが悲しむ」とか「ご先祖様に申し訳ない」とか「お天道様が見てる」とか^^ そういう言い方をするもの。
 
>そうねえ…。例えば、ここらあたりは「電車男」(←ネタが古くてごめん)だったら「エルメスが悲しむ」「エルメスが見ている」とかでもいいんじゃないかな。
 これをさっきの僕のレスとつなげるとどうなるか。「ほんとうのこと」を志すことができなくても、結局はそれに囚われている、というのは、「大きな物語」を信じることができなくても、結局「(自己の一部たる)他者の視線」には囚われている、と言い換えてもいいかもしれない。
 要するに、もともと具体的実体を欠いた理念的存在である「お母さん」や「お天道様」や「ご先祖様」の代わりに、具体的実体から派生した「幻想的な自己」たる「あの人」が登場する。共同体の代わりに個人的関係が登場すると言ってもいいし、神の代わりに人が登場すると言ってもいいかもしれない。美学でなく、関係性の中で生きると言ってもいいかも。
 
いや、電車男は「エルメス」じゃないんだよ。それこそオンラインの無数の匿名者との関係性に彼は従っていて、エルメスなんてあの物語では単なる「ニンジン」というか、馬にとっての。(と思わない?)
で、その後の犬さん言ってることは全く同意。その「関係性」が変質してることが問題なわけですよね?