id:usaurara
花うさぎ無計画発電所のことを語る

物語のほとんど冒頭で、茶髪君は主人公に恋愛というのは「夢のようにおりてくるもの」であると自信たっぷりに言っています。
そののち同じ相手に過去の告白をするにも唯一の恋愛を恋愛とは認められず肯定的に語ることができずにいる茶髪くんが、です。

あの言葉の根底にあったであろうものが描きたいなと思いました。
クリスマスの短篇はそういうお話です。

さて、初恋のひとを喪失してから数年、都会にでてくるまでの茶髪君の高校生活はさぞ重苦しかっただろうな
生来の容姿や頭のよさで難なく過ぎていく日常に逆に苛立ちながらただ時間が過ぎるのを待っているような・・・
黒髪君は不機嫌不満を隠せないひとだけど、茶髪君は不幸にもそういうものを気取られない器用さまで持ってるよね。

ゆうべの絵はたまたまsaiでらくがきしていて、そういう二人の高校生時代の顔を対比的に描いてみたくなった結果です^^