ピンクのエプロン by usaurara
17. 楽園
水底から手を伸ばし
その掌にちからを蓄え
花を咲かせる睡蓮をガラス越しに眺めるのは
守れなかった罪に
さらにその忘却を赦しそうになる罪に
身を浸すためだ
楽園のように光あふれるバスタブの
水は悔恨に満ちている
ピンクのエプロン by usaurara
17. 楽園
水底から手を伸ばし
その掌にちからを蓄え
花を咲かせる睡蓮をガラス越しに眺めるのは
守れなかった罪に
さらにその忘却を赦しそうになる罪に
身を浸すためだ
楽園のように光あふれるバスタブの
水は悔恨に満ちている