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花うさぎのことを語る

ピンクのエプロン by usaurara

16. 休眠と覚醒

「目覚め」には光と温度と時間が関係する。

彼は最上階にある施設の研究員であり花守でもある。
毎年水ぬるむころには研究と関係のない観賞用スイレンの目覚めが気になるのだ。

クリスマスのコミックは当初「クリスマスもので二人の距離がちょっと近づくお話」をやろうということだった。でもそれだけではあまりに小さい。ただ甘酸っぱいだけの小咄になる。もっと掘り下げて描きたいと欲が出た。
二人の関係が成立する直前に、茶髪君がその準備をする工程を組み入れてはどうだろう・・・・・・。

まず「ラスボス、どう?」って聞いたら「ダメです。そういう人じゃありませんっ」w それでオリキャラ投入とあいなった。
このひとにはモデルがある。実に素朴で誠実で自分の学究的対象のこと以外にほとんど関心がなさそうなひと。痘痕(あばた)だらけの顔に黒縁の分厚い眼鏡をかけ、熱く熱く生物を語る教師であった。
せんせい、お元気ですか・・・・・・わたしはあいかわらずバカならくがきしていますごめんなさい・・・・・・