ピンクのエプロン by usaurara
6. 流す、流される
海にしろ川にしろ水と人との関係は生死のイメージと直結する。水は怖くて、だからこそその非日常性にひとは惹かれる。
文明が発達したといっても船とともに沈んだ亡骸を二週間たっても救い出せない。
イカ釣り漁船で照らすという。地引網で潮から守るという。なんと我々は無力なことだろう。
この花びらは桜だけれど、コミックではアーモンドとして使った。種として近いので花はとても似ている。ただし実(み)はずいぶんと違う。最近、殻つきのアーモンドをおつまみとして見かけるようになったからどんな形状かご存じの方も多いと思う。涙の雫のような。