花野分く川の流れやオフィーリア
「花野分く川の流れ」は綺麗にまとまってお上手ですねー。とても綺麗です。
綺麗だけど(短歌のイメージ乗っかり企画なので止むを得ない部分もあるけど)自発的な表現欲求が読み取れないものになってしまっているようにも思えます。普段から拝見している雪杯さんの感受性が残念ながら読み取れないものになってるように感じました。言ってみれば名画の宣伝コピーのような、あたりさわりのなさというか。何かひとつ、もっと深いところでこのシーンに作者がかかわっていてほしいと感じてしまうんですよね。
題材としてちょっと複雑で(オフィーリアとか)俳句向きではないようにも思います。俳句は小さな器なので短歌ならうまくいったかもと。