漁火(いさりび)をかこふ葡萄のむらさきや遠く遠くカナンといふ色
有田から届きし一客あざやかな翡翠を隠す葡萄唐草
テーブルに葡萄一房置かれれば厭(あ)かないでいる証のようで
そうかなとまず云ひし舌くるくると凍った葡萄の皮を剥がせり
「この葡萄酸っぱいやん」と口に出す愚かなキツネは胸の中に
推敲しました
漁火(いさりび)をかこふ葡萄のむらさきや遠く遠くカナンといふ色
有田から届きし一客あざやかな翡翠を隠す葡萄唐草
テーブルに葡萄一房置かれれば厭(あ)かないでいる証のようで
そうかなとまず云ひし舌くるくると凍った葡萄の皮を剥がせり
「この葡萄酸っぱいやん」と口に出す愚かなキツネは胸の中に
推敲しました