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普通ってのことを語る

中学校の同級生のシュックンは、上中七不思議のうちの八つを占めると言われた男でした。たぶん、カッターナイフで自分の指に切れ目を入れて流れ出した血を見つめ「赤血球、白血球」と唱えていたときか、その類いの行動をとっていたのを見かねた国語の教師が、「そんなことしよっちゃいけんでよ、お前のう、もうちょっと普通になれよ」([まともになれよ」だったかも)と言っていたのを思い出します。
その国語教師は、学生のころにバックパッカーのごとき旅行をしていたそうで、よく「ハシシはとくに危険なので手を出すな」などと言っていました。