私が、コンサルタンツ「ナントカ総研」と聞いて笑ってしまった背景には、怒号層圏のほかに、高校生のときに、どちらかといえば陰口として考案した「サルコン」というあだ名を入れ替えたのと同じ「コンサル」という呼び方が飛び交っていたことにもあったはずだ。
ちなみにサルコンは「隣の教室から、窓を伝ってこちらの教室に入ってくる様子が昆虫と猿を合わせたようなありさまだった→昆虫猿→コンサル→サルコン」という成り立ち。一歩手前で止めておけば、後にちょっとかっこいい気がする呼び名になっていたかもしれない。
そういえば、20年以上前には、別の級友を「カリスマさま」と呼んでいた。彼は、小学校高学年時、将来何になりたいかと問われ、周囲がプロ野球選手だ総理大臣だと答える中、ひとり「公務員」と答え、後にその目標を叶えたと聞く。「カリスマ職業名」という言い回しが人口に膾炙しはじめてからは、彼と会っていないが、時代を先取りするカリスマであった。
思い出したのことを語る